知らなくて済むなら知らない方がいい

不倫中の夫
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夫の浮気を突き止める為に大きく貢献(?)したのは、普段夫のみが使っているノートパソコンでした。

 

それはリビングに常時置いてあって、夫がたまに趣味で利用していました。

 

パソコンには特別気になるものは保存されていませんが、私がピンときたのは某検索サイトや某通販会社でした。

恐る恐るそれらにアクセスすると、面白いように証拠が集まりました。

 

それを基に難なく浮気を認めさせる事ができたのです。

 

しかし、そのパソコンから得られるものは、浮気の自白をさせた後は、私を苦しめるきっかけ以外の何物でもありませんでした。

 

夫が浮気相手となかなか別れられないので、不安になると、またパソコンから新しい情報が得られるのではないかと細かく探りを入れていました。

 

探れば探るほど、心臓がキューッとなるような辛い事実に直面します。

 

浮気を認めさせ、必ず戻ってくると約束してくれた夫を信じると決めて、幸せな夫婦の再構築を目指している私にとって、新しいネタはもう必要ないはずです。

それなのに自分で自分を苦しめる材料を探しているようで、思っている事とやっている事はちぐはぐでした。

せっかく仲良くなりかけて、浮気という部分さえ除けば申し分ない2人になれたのに、勝手にパソコンを見て腹を立てて、帰ってきた夫に当たり散らしてしまいました。

 

その結果、それまでは私が聞いた事を正直に話してくれていた夫が、あまり語らなくなったり、パソコンを見ている事がバレたのか、サイトをログオフされてアクセスできなくなってしまいました。

せっかくの情報源を絶たれた上に、隠すなんて余計怪しいと思い、怒りがふつふつと湧いてきました。

でも冷静になってみると、結局それでいいのだと思いました。

 

話し合いも飽きるほどしたし、夫が私に戻ってくる意思確認もできたし、あとはいつその日がやってきても良いように私がベストな状態にならなければなりません。

 

夫を疑い、しつこく聞いたりパソコンを盗み見するのは決して前向きな行動ではないし、事実が分かっている以上、もう必要ない情報です。

 

聞かなければ、見なければ、私の精神状態もそこまで悪くならないはず。

 

それまでは『全てを把握しておかなければ!』と躍起になっていました。

しかし、ある日自分の精神が壊れて歯止めが効かなくなった時、これではいけないと思いました。

そして、自分の目の前にいる夫だけを見て信じようと思いました。

もうこれ以上過去の事を知る必要もない。

未来だけを見つめていこう。

 

そう思い直したら、余計な詮索や盗み見も不必要な行動だと思いました。

 

自分を大切にしなければならないと痛感しました。

 

知れば辛くなることはもう知らなくていいと思います。

浮気相手と付き合いが終了するまでは、メールや電話もすることでしょう。

通販サイトで何か買ってあげる事もあるかも知れません。

それを後から知ったところでどうしようもないし、私にできることは何一つないのです。

 

夫とやり直したいなら、余計な詮索をキッパリやめる事だと思い始めた今日この頃です。

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