夫が不倫をやめる決意をしました。
私が夫のスマホをこっそり見て、違和感を感じたので遠回しに伝えた結果、別れを決意したのです。

夫が相手と別れられないのは、会社での立場の喪失・金銭的な問題・我が家の家族の破綻などが起きるなど、危機的状況にさらされていて、その状況を食い止めるために浮気相手が尽力してくれているとの事でした。
詳しくは書けませんが、それらの内容は非常に複雑に絡み合っていて、公にすることもできず、すべてを不倫相手の女に一存するような形でなんとか難を逃れている、という内容でした。
しかし、私はスマホをこっそり見ていくうちに、その内容が非常に信ぴょう性が薄いという事に気付きました。
そして、夫に真実かどうか確かめる必要がある、と伝えました。
今まで、『会社での立場の喪失・金銭的な問題・我が家の家族の破綻』が起こらないように必死に耐えてきた夫と私でしたが、一度疑念を持つとすべてが疑わしくなってきました。
夫も、嘘だと思えば辻褄の合う事があると言い出しました。
そこでまず、相手の女性の行動が真実であるかどうか、そして合法に調べられるものを調べあげるという作業をしました。
私は、夫と浮気相手は無理に引き離しても無駄だと思っていました。
なぜなら、男女の問題は本人が納得しないと解決しないからです。
だから、何としてでもこの件を暴き、夫自身が『別れたい』と思ってもらえれば終われると確信しました。
夫の頼みで、相手が嘘を言っている事を突き止めるために、相手の行き先であろう場所に同行して確認しました。
そして、法的な事を調べる事にも協力しました。
すべて、真っ黒でした。
大嘘です。
その事実を、夫に伝えました。
夫は
「真っ赤な嘘だった。架空の話しだったんだ。真実が分かって良かったよ。ありがとう。」
と言いました。
最初はスケベ心からその女性とお付き合いが始まったそうです。(本人の発言により)
しかし相手の女は、夫をつなぎとめるには何か放っておけないと思わせるような大きな事柄が必要だと思ったようです。
夫は何でもすぐに信じる人です。
女の嘘は日増しにエスカレートし、不倫が私にバレたら更に新しい嘘を用意し、絶対に離れられないようにするため、嘘を嘘で塗り固めていきました。
夫は恐れ、まるで腫れ物にでも触るような態度で、女を大事にしました。
でもこの件がうまく収まれば必ず別れて戻ってくるから、といつも私に言っていました。
女と楽しく出かけていたのも、相手のご機嫌を取る為でした。
しかし、相手は夫がどこかよそよそしい態度なのに気付いていて、それらの不安などもスマホのやり取りでよくわかりました。
事あるたびに「私がこんなにしてあげてるのに!」と泣いて困らせたりしていました。
動かぬ証拠を手に入れた日から1週間ほどは話し合いで会っていたようです。
しかし、それ以降は個人的にはパッタリと会わなくなりました。
夫曰く
「嘘だから、もう会う必要はない。」
と言いました。
嘘の内容は、プロの詐欺師なんじゃないかと思うような内容でしたが、私がスマホなどを見なければ気付くことはありませんでした。
騙されていた夫は、その時は必死で、まさか嘘だとは思っていなかったと言っています。
吐き気のする内容のスマホを見て、ものすごく嫌だったけど、嘘と気付かせてもらえて本当に助かりました。
そして、間接的にかかわったものの、夫の意思で別れを決断してもらえた事が何よりでした。
やっと終わった
と声に出して言いました。