夫が不倫をしました。
過去形です。
半年ほど前に清算して、ちょっと水面下もあったけど、現在は夫婦再構築中です。
薄皮をむくように、本当に少しずつですが私の心も穏やかになってきています。
様々な事を考え、実践してきました。
時には過去を思い出し、悪夢を見る事もあり、自分だけが辛い思いをしていて不公平だと思ったりもします。
そんな中で、ふとこの一件は誰が1番悪いのか、考えてみました。
単純に悪い者に順位を付けると
1番悪い人 夫
2番目に悪い人 不倫相手の女
3番目は私だけど私は悪くない
こうなりますよね。
人によっては1位と2位が入れ替わってる場合もあります。
私もそんな感じでした。
『悪者』にフォーカスを当てるとそうなりますが、実際は夫が不倫をしなければならない理由もあったはずです。
私にフォーカスを当ててみると、
- 育児・仕事に必死だった頃は夫まで気が回らなかった。
- そして娘が社会人になったら2人で買い物や旅行に行きまくった。
- 息子、娘、それぞれ結婚し、孫が生まれたらまたそちらに傾倒する。
こんな事を長年続けた結果、夫は二の次以下になっていました。
優しくて温厚な夫なので、真面目に仕事一筋でいてくれる事にはもちろん感謝していました。
家族もとても大切にしてくれました。
傍目からは理想的な家族として羨ましがられていました。
でも、夫は不倫をしていました。
ずっと長い間。
1人の女だけではありませんでした。
心も体も寂しい夫を救っていたのは、不倫相手の女でした。
夫と再構築した後、何十年ぶりかに夫婦生活も復活しました。
私達は今、新婚のような空気に包まれています。
そして夫が放った一言は
「ずっとこうなりたかった。」と。
その瞬間に私は自分の至らなさを後悔しました。
ずっと家庭は上手くいっているものだと勘違いしていたのです。
夫は自分に必要なものを求めた。
それに応えたのが不倫相手の女。
2人とも決して『悪い事をしてやろう!』と思ってやったわけではないと思います。
私も、夫を痛めつけてやろうと思っていたわけではありません。
三者三様の理由があって、なるべくしてなった結果だと思います。
傷付きはしたけど、客観的に見てみたら、この問題に果たして悪の順位など付けれるのだろうか?と思いました。