夫が不倫をしていると知ってからは、毎日が生き地獄でしたが、それもいつかは終わります。
終わってから思う事は、夫の不倫に振り回されていた期間は、とても勿体無いし、損でした。
しかし、その損が無ければ、今の私が無かったことも事実です。
時間の損
夫と話し合う時間はもちろん必要でした。
お互いが納得し合い、起きている出来事について把握し、心を落ち着けるためには時間が必要です。
しかし、実際は落ち込むがあまり、1人の時は何もしたく無くなってしまい、ただ時間だけが過ぎていく事が多くなります。
やらなければならない事を後回しにして後悔しても、もう時間は戻りません。
自分の持っている人生の時間って、限られてるんですよね。
だから、その貴重な時間は自分が生きていく上でプラスになるように使ってあげないと損です。
健康の損
私の場合、不倫が発覚してからは、とにかく睡眠がまともに取れなくて、食事の量も激減しました。
心拍数が常に多くなっている状態で、全身にも無意識に力が入って、呼吸も浅くなっていました。
なので、体はいつもだるく、少し動いただけで、横になりたくなるほど、疲れやすくなっていました。
毎日泣いていたので、目の周りはかぶれ、皮がめくれるほどでした。
また、ストレスからか全身が痒くなり、至る所に赤いシミも増えました。
人それぞれですが、夫の不倫で悩んでいる間は、見た目にもわかるぐらい疲れ切った表情になり、体調も悪くなります。
しかし、体あっての人生です。
心の損
今まで何の疑いもなく、平凡に過ごしてきたのに、降って湧いた夫の不倫のせいで、心をやられてしまいます。
一生のうちに他人に言うはずのない汚い言葉を使う事もあるでしょう。そのせいで、「自分はなんて愚かなんだろう。」と自分を責めます。
夫が他の女を選んだという敗北感から、自分の価値を見失う事もあるでしょう。
心の中はいつも夫の事でいっぱいで、考える事といえば不倫相手の女との事ばかり。
あらぬ妄想をして不安が倍増したりもします。
本当はもっと明るい性格のはずなのに、根暗人間になってしまっては損です。
お金の損
夫の不倫を確かめるために、お金を使うこともあります。
探偵を雇ったり、GPSを付けたり、普段の生活では全く必要の無い出費がかさんだりします。
また、仕事に行けなくなってしまって収入が減ることもあります。
家事が疎かになり代行を頼んだり、食事が作れなくなり弁当や惣菜を買わざるを得ない事もあります。
損から得るものは大きい
多くの損失を出したかのように思える夫の不倫ですが、夫婦再構築にとっては避けて通れない道でもあります。
そして、そもそも、夫が不倫に走ってしまう理由の一つとして、夫婦仲が原因だったとすれば、これをきっかけにお互いの行動を改め、新しい人間関係の構築と言っても過言ではないほど、違った人生の始まりともなりうるのです。
気付かぬ内に、お互いを思いやる気持ちを忘れ、尊重もしなくなれば、一緒に生活するのは無理が伴います。
それに気付かせてくれるのが夫の不倫だったとすれば、やり直すチャンスだと思います。