夫が不倫をやめました。
でも、不倫の最中と同じように私の心は苦しいです。
もちろん、あの時とは状況はまるで違います。夫は家と会社の往復のみで、怪しい行動はとりません。
自宅でも携帯はほとんど触らず、夜中いつまでもリビングでこそこそする事も無くなりました。
会社のカレンダー通りの勤務をし、休日出勤と偽り出かける事もありません。
私が行きたい所、食べたいもの、欲しい物を常に気にかけてくれているのがよくわかります。
こんな状況なのに、なぜ私の心は晴れないのでしょうか。
それは、スマホを見てしまったり夫の口から聞いた不倫の事実が忘れられないからです。
そして想像力逞しく、ありもしない事を実に巧妙に妄想し作り上げることが得意になってしまっている事も大きな原因です。
夫は今のところシロなのに、とにかく疑ってしまうんです。
一度水面下で続いていた事が明らかになって、油断した自分の愚かさを嫌という程味わったからかもしれません。
夫の不倫から立ち直り、夫婦再構築を目指すには、乗り越えなければならない壁がたくさんあります。
綺麗事では済まない部分もたくさんあります。
夫が信じられないのは当たり前の話しです。
不倫再構築を目指しているのに、夫を信用しない自分に嫌気がさします。
かと言って自分の気持ちを無理矢理方向転換しても、あった事を無かったことにはできません。
それならばとりあえず夫を信用できくてもいいと思うんです。
納得のいくまで疑って、とことん観察してみればいいと思います。
そうしなければ、自分の精神がやられてしまいます。
ただし本人には悟られないように。
疑いが晴れたとき、すごく安心するし、申し訳ない気持ちと馬鹿馬鹿しい気持ちになります。
夫の不倫でズタズタに傷付いた妻の心は、簡単には元に戻りません。
再構築のための実践方法など、世にたくさん出回っています。それなりに素晴らしい事が書いてあって、試してみたらどんどん関係が良くなる事もあります。
私も実際にありとあらゆる方法を駆使して、夫に対する考え方や接し方を変えました。おかげで今の状況まで持ってくる事ができました。
それでも、心はなぜか後戻りばかりしてしまいます。辛くて悲しくてたまりません。
それは結局自分が納得していないからです。
不倫をしている証拠を集めるのは簡単でも、していない証拠は集められません。
だから見えない物に対しての手探り状態です。
ゴールもわからないです。
そんな中でも、小さな目標を立てて、1つずつ叶えていくことによって、前に進めるのかなと思います。
長い長い階段を2つ登っては1つ降りる感じです。
それで良いと思います。
頑張ってもできない時は、無理しなくてもいいと思います。