今回の浮気騒動の一件で、私は物的証拠を山ほど手に入れています。
興信所を使わずにこれほどまでに証拠が揃った事に、我ながら感心しています。
これらの証拠と、本人の証言もあるので、浮気相手に対して慰謝料請求することはいとも簡単に行えます。
実際に法的相談をしに行ったこともあります。
長い時間をかけて、いろいろな事を考えました。心臓をえぐられるような辛い日々を送ったことは今でも忘れていません。
しかし、未だ慰謝料請求を行っていません。
その理由は3つあります。
- 浮気相手と夫が同じ会社で働いている
- 浮気相手は妄想型虚言癖である
- とにかく私とその女の接点を持ちたくない
まず、1に関してですが、同じ会社だから不安で不安で仕方ありませんでした。
慰謝料請求をすれば、相手はしっぽを巻いて逃げていくかも知れないとも思いました。
しかし、逆に捨て身になって何もかも洗いざらいぶちまける可能性もあります。そうすれば夫も会社にはいられなくなるでしょう。
でも夫は「もし会社を退職する事になっても俺は構わない。だが、収入も無くなるし家族を路頭に迷わせることだけが不甲斐なく申し訳ないと思う。」と言いました。
その一言を聞いて私は慰謝料請求をする考えを一旦停止しました。
浮気相手のせいでこっちの家庭まで壊されるなんて馬鹿げた事があってはならないと思いました。
そして、それを導いてしまうのが私の行動によるものかもしれないと考えたら、一生後悔しそうです。
なぜこんな女に引っかかったんだろうと思うぐらい、相手の女は嘘ばかりついていた人でした。
冷静になればわかる事なのですが、人を信じやすい夫であることと、浮気のせいで回りが見えなくなっていたというのが最大の弱点でした。そこを突かれたわけです。
その嘘のつき方が尋常ではなく、詐欺師グループの一員と言ってもいいほど実に巧妙でした。我が家も危うくお金を取られるところでした。
嘘がうまいため、もし私が行動に出て反撃されたら、都合のいいように持っていかれそうです。
同じ会社であるが故、相手を下手に刺激しない方が良いとの専門家のプロファイリングの結果を踏まえてのアドバイスでした。
そんな気持ちの悪い女と、私は発覚当初から接点を持ちたくありませんでした。
同じ土俵に立ちたくないと常に思っていました。
携帯の番号もメールアドレスもアパートも全部知っていました。
それでも、今に至るまで一切関りを持っていません。
私にバレている事は相手も知っていました。さぞかし不気味で怖い日々を送った事でしょうね。私を警戒する文言がLINEのあちらこちらから見受ける事ができました。
今となっては、接点など持たなくて本当に良かったと思っています。
感情的になってしまうかも知れないし、相手になにか言われたりすればその事が一生頭から離れないでしょう。
夫婦再構築には最も要らない事です。
私は不倫発覚当初から、夫婦再構築だけを目指してきました。なので身内や友人など、誰一人この事を知りません。
そのスタイルを貫いてよかったと思っています。
関わりたくないという理由から慰謝料請求もとりあえず据え置きにしてあります。
しかし、万が一の事があれば私もこの考えを変えなくてはなりません。
それは相手が行き過ぎた行動をした場合です。
暗黙のルールを破るようなことがあれば、総攻撃します。
今のところ波風は立っていませんので、慰謝料請求は行わない事で落ち着いています。