意を決して、証拠を突き付け夫に不倫を認めさせました。
目に前にいる大人しくて真面目で家族思いのこの人が、よそに女を作っていたという衝撃の事実に、世界が一変したような気持でした。
バレはしたものの、どうしてもすぐに別れられない事情がありました。
それは私すらも容認せねばならないような、複雑な事情でした。
夫の浮気を知りつつ、認めざるを得ないこの辛さは、今までに味わったことのない地獄の様でした。
私にバレたからといって、特に何が変わるわけではありませんでした。
相変わらずの午前様、休日出勤と言いつつ遊びに行く、携帯は片時も手放さない。
全てが女に直結していると思うと、辛すぎて生きていてもしょうがないという気持ちになりました。
しかし、私は夫が浮気をしているとわかった頃から夫婦再構築を目指していました。
ひどいことをされて、どうして再構築なんて考えられるのか、自分でもよくわかりません。
でも、不思議な事にその瞬間から夫を「男性」として強く意識し始めました。
そもそも夫と仲良く老後を過ごしたいと思っていた時期と重なった事もありますが、不倫相手に嫉妬したのも理由の一つだと思います。
一言では片付けられない感情ですが、夫が愛おしくて仕方なくなってしまいました。
ありとあらゆるサイトなどで夫の不倫について、読み漁りました。
とにかく状況を変えるには自分が変わらなければ、という気持ちになり少しずついろんなことを実践する日々でした。
そして一刻も早く不倫を清算して欲しいと、そればかりを願う日々の始まりでした。