夫が完全に不倫相手との関わりを断ち切ってから、1年3ヶ月が経ち表面上は何一つ問題ない生活を送っています。
表面上というのは浮気の事実は無く、生活はまともになり、辻褄の合わない事は何一つ無いという事です。
しかし、私の心の中は地雷が沢山あって意図的であろうと無かろうと踏んでは爆発しています。
以前は大きな爆発だった地雷も、今では笑って済ませられるほどの痛みの少ない爆発です。
夫はその度すまなさそうな顔をするので、私も地雷なんて無くなればいいのにと本気で思っています。
つい最近までは夫の休みの日は私1人で出かけたくありませんでした。
私の目を盗んでここぞとばかりに好き勝手やっていたあの頃を思うと、怖くて離れられなくなっていたのです。
ある意味監視ですね。
しかし、今年に入ってから少しずつ夫を残して出かける事ができるようになりました。
友達の誘いすら断っていましたが、ようやく考える事なくOKを出せるようになった自分が居て、このままの状態が続けばいいなと心の底から思いました。
本来の自分をようやく取り戻し始め、趣味や興味が多かったあの頃のように、楽しみながら没頭できる時間がこんなにも尊いものだと実感しています。
ただ、自分の事ばかりで夫をおざなりにしては元の木阿弥なので、夫婦の間においても有益な過ごし方をしていくよう心がけています。
まだゴールとはいきませんが、日を追う毎に良くなっていっている事は間違いありません。
そして、何度も繰り返しますが、今の自分の平穏があるのは、夫の不倫とそれを知った私の事を誰にも口外せずに耐え抜き夫婦再構築に徹した事です。
親や子供などに話していたら、呑気にする事すらためらったでしょう。
人の心や考え方はそう簡単には変えられませんが、時の流れと共に必ず変わっていくのだと思います。