夫に浮気をされて、それに気付き、事実も判明してからは地獄のような日々が続きました。
連日連夜、なかなか結論の出ない話し合いにほとほと疲れ、食事もろくにできず、睡眠不足で、心も体も悲鳴を上げていました。
夫は、浮気の事実を白状した日から私にとても優しくしてくれていました。
私も夫と別れる気は無かったので、「夫婦仲良く過ごす」という事を最終目標にしていました。
夫は必ず戻ってくるから時間が欲しいと言いました。
深い事情があるために、私もそれは理解しようとしました。
しかし、なかなか前に進まず、毎日不倫相手に会っている夫を見ていると、いくら自分も大切にされているとはいえ、不安と怒りが込み上げてきます。
感情任せに暴言を吐いたり、正直に話す事実に対して激しく嫉妬したりしました。
泣きわめいたり、落ち込んだりする私の姿を見て、元来真面目で優しい夫は、自分がしたことが原因とは言え深く傷付いていた様子でした。
決して呑気に浮気を続けていたわけではなく、別れたくてもすぐには別れられない事情があったからです。
無理に引き離しても夫の心は戻ってきません。
夫が自分自身で全てカタを付けて清算しなければ意味がないのです。
そんな不安定な夫の様子は、当然不倫相手にも伝わります。
夫の様子から不倫相手は捨てられると感じたそうです。
私は深く傷付き悩みました。
夫も板挟みの状態で悩みました。
不倫相手も不安定な状態に悩みました。
事の良し悪しは別として、みんなそれぞれの立場で悩み苦しんだ事には間違いないです。
浮気がバレるのはとても『嫌な事』なのです。
だからみんな悩みます。
辛いのは私だけではなかったという事です。