夫の浮気が発覚して100日が経った頃、不安定な精神状態が少し和らぐ日も出はじめました。
しかし、まだまだつらい気持ちには変わりありません。
たくさん話し合いをして、その中では一方的に思った事を罵るようにぶつけたり、時には感情が抑え切れずグラスを床に叩きつけた夜もありました。
そんな私を助けるかのごとく、偶然とはいえ離れて住んでいる子供達が長期滞在をする事になって、醜態を見せられなくなりました。
夫が浮気をしていることを子供には絶対に知られたくなかったので、もちろん伝えてありません。仕事が忙しく、残業に追われているという事を信じています。
だから、子供たちがいる間は休戦状態です。
責めたいけど責めることができず、諦めの気持ちになった時、夫の帰宅時間も少し早くなりました。
泣いても笑っても、浮気相手のアパートに寄って帰ってくる事実は変わらない。
今はそれを黙って耐えるしかない時期。
それならば、帰って来るのを楽しみに待つ事にしてみました。
今までは
今日は何時に帰って来るんだろう…
今日はアパートで何をするんだろう…
また嘘をつかれるのかな…
私のことなんて頭にないよね…
などネガティブな事ばかり考えながら、怒りモードで待ち構えていました。
しかし、帰宅時間を逆算して、「あと◯◯時間で会える!」と子供のようにワクワクしながら過ごしていると、不思議と辛くないし心が幾分和らぐ感じを覚えました。
時計をみては帰宅時間をカウントダウンする事にしました。
それまで1番辛かった帰宅前の約3時間は、『後3時間で会える!』と嬉しい時間になりました。
鬼の形相でリビングで待ち構える状態だったのが、ビールを飲んで好きなDVDを見ながらウトウトしていい気分の時間に変化していきました。
すると帰ってきた夫もホッとしたり苦笑いしたり、冗談もいいながらリラックスしているようでした。
そして気付くと今までより30分ほど早い帰宅になっていました。
状況からいえばあまり早く帰って来られないはずなのに、どうやって切り上げて来るのかわからないけど、とにかく思った時間より早く帰って来るようになりました。
子供達がいるからなのかどうかはわからないけれど、私にとっては大きな進展で、不倫をしているという一点を除けばとても幸せな日々を過ごしていました。
そして、いろんな方法で自分の気持ちをコントロールする方法を模索する毎日でもありました。